たくさん英語に接しているはずなのに、なかなか話さない…というお子さんも多いのではないでしょうか。
娘の Cocona も、その状態に陥っていました。
一生懸命、英語に触れるような環境にしている(つもりの)私としては、「もうちょっと話してくれても良いのにな…」と思いつつ、ここは忍耐かな、と思い、今まで通りのルーティンを続けていました。
ここ数ヶ月、ほぼ日本語しか話していなかった Cocona ですが、最近またポツポツと英語が出るようになってきたので、忍耐して続けてきたことはとりあえず間違いではなかったな、という感じです。
この記事では、英語のアウトプットがなかった時期の、保護者の関わり方をまとめてみました。
おうち英語で発語につながらないのはなぜ?子どもの気持ちと発達を知ろう
英語を聞いたり動画を見たりしていても、すぐに英語で話し始めるとは限りません。
日本語を覚えるのと同じように、子どもはまず音や意味を受け取り、知っている言葉を増やしながら、話すための準備をしています。
発語が見られないときは、学習量を増やす前に、英語への興味や安心感、声を出す必要のある場面があるかを振り返りましょう。
他の子どもと比べず、理解や反応の変化も成長の一部として受け止めることが大切です。
インプットがあっても話さない理由|理解とアウトプットには時間が必要
聞いた英語を理解できることと、自分で言葉を選んで話すことには差があります。
これは、日本語を母語とする大人でも同じです。例えば、時代劇や大河ドラマで昔の日本語を聞いて理解することはできますが、同じように話すのは難しいことです。
また、私自身も、聞いて理解できる英語と、自分が使いこなせる英語の間にはギャップがあることを感じています。
すぐに言わせようとせず、同じフレーズを楽しい場面で繰り返し聞ける機会をつくりましょう。
発語を急がず、興味や年齢に合う学習レベルを見つける
難しい英語を一度に聞かせたり、興味のない教材を続けたりしても、子どもが話したい気持ちにつながるとは限りません。
好きな乗り物、動物、料理など、子どもが自分から注目するものを英語に取り入れると、聞く理由が生まれます。
反応が薄いときは、言葉を短くする、絵や実物を見せる、遊びに変えるなど、難易度や方法を調整しましょう。
その子の理解や関心に合う内容を選ぶことが続けるコツです。
声かけの前に整えたい、おうち英語で発語を引き出す土台
声かけは、子どもに英語を言わせるためのテストではなく、やり取りを楽しむためのきっかけです。
英語を聞いて意味がわかる場面を増やし、間違えても大丈夫と思える雰囲気があれば、子どもは自分の言葉を試しやすくなります。
日常の行動に短い英語を添え、子どもの表情や反応を見ながら続けましょう。
保護者が流ちょうに話せなくても、”Let’s take a bath (お風呂に入ろう!)” など、日常生活の決まった場面で決まったフレーズを繰り返すことからも始められます。
最初は短い英語フレーズから|子どもが理解しやすい言葉を選ぶコツ
最初は、動作や状況と結びつけやすい短い表現を選びましょう。
たとえば、靴を履くときの “Shoes on” 遊びに誘う “Let’s play” 食事の “More?” のように、実際の場面で使える一言が便利です。
長い説明や質問を重ねると、子どもが何に答えればよいか迷うことがあります。
同じ言葉を自然な声で繰り返し、ジェスチャーや物を見せて意味を伝えると、理解につながりやすくなります。
答えを待つ時間も大切|質問の仕方と安心して話せる雰囲気づくり
質問をしたあとすぐに答えを促したり、正解を求めたりすると、子どもが話すことを負担に感じる場合があります。
問いかけたら数秒待ち、視線や指さし、身ぶりも返事として受け止めましょう。
答えが出ないときは、選択肢を見せたり、保護者が先に答えの例を言ったりすると参加しやすくなります。
Cocona の場合には、無理に話させるのではなく、英語の質問に日本語で答えてきたときは、こちらが英語で言い直す程度に留めています。そうすると、こちらが英語で言い直した言葉を真似してくれる時もあります。
発音や文法をその場で細かく直すより、伝わったことを喜び、安心して声を出せる関係をつくることを優先しましょう。
幼児から小学生まで|年齢や英語力に合わせた声かけの方法
幼児は、遊びや音まねで英語の基礎に親しむ
幼児期の子どもには、長い説明よりも、歌や手遊び、ごっこ遊びの中で聞ける短い英語が取り入れやすいでしょう。
“Jump!” “Open the box.” など、動きを見せながら伝えると、言葉と行動が結びつきます。
動物の鳴き声や乗り物の音をまねる遊びなら、英語の発音を意識させすぎずに声を出せます。
その日の気分に合わせて遊びを変え、集中が続かないときは短時間で終えて構いません。
英語絵本や読み聞かせ、かけ流しでインプットの時間をつくる
英語絵本は、絵を見ながら単語や表現の意味を想像できる点が魅力です。
子どもが選んだ本を繰り返し読むと、同じ言葉に何度も出会えます。
英語の歌や音声のかけ流しは、家事や遊びの時間に取り入れやすい一方、流しておくだけで理解や発語が進むわけではありません。
子どもが気に入った歌を一緒に口ずさむ、聞こえた単語を実物と結びつけるなど、関心が向いたときに親子のやり取りへつなげましょう。
英語力向上を焦らない|何か月で成果が出るかより、日常の学びを大切に
英語を始めてから発語までの期間は、触れる量や環境、子どもの関心によって異なります。
「何か月で話せる」と一律に決めることはできないため、短期間の成果だけを目標にしないようにしましょう。
昨日より音に反応した、好きな歌を口ずさんだ、聞いた表現をまねたといった変化も、英語に親しむ過程の一部です。
家庭で続けられる頻度を決め、できない日があっても責めずに再開できる仕組みをつくりましょう。
ネイティブの発音やバイリンガルを目指す前に知りたい、家庭での役割
家庭でできることは、完璧な発音を教え込むことではなく、英語を聞き、使ってみる機会を無理なく用意することです。
保護者が発音に自信がなくても、音声教材を一緒に聞いたり、知っている短い表現を使ったりできます。
ネイティブのような発音やバイリンガルになることを約束できる方法はありません。
子どもの言語環境や学び方には個人差があるため、目標を押しつけず、英語で伝わる喜びや興味を育てることを大切にしましょう。
まとめ|英語での声かけが大切!
おうち英語で、保護者が一生懸命働きかけても、なかなかアウトプットしてくれない場合、「これで合っているのかな?」という不安や、「こんなにやっているのに足りないんだろうか」という焦りなども出るかも知れません。
音楽や動画、絵本などでたくさんインプットしていても、英語を話す必要性がないと、なかなか口から英語がポンポン出ることは難しいかもしれません。
保護者の方が、英語を話す「きっかけ」の会話を少し促してみると、お子さんの英語を話す力も育ってくるかも知れませんね!

